子供の頃の若木骨折が原因だった!?腰痛
今回はトラック運転手のMさん!
腰の痛みで来院!朝起きる時の痛み+立っているときは足の鼠径部に痛みが出て、
仕事で中腰での作業中の痛みが辛いということ。また腰の痛み自体はもう何年も慢性的にあるとのこと。
身体の状態を傾聴していくと左の環椎高騰関節と右の頸椎2番のズレと可動の制限を確認できたので
そこを調整しました。最初の状態よりは改善したもののまだ鈍痛と可動域の制限を感じたので
再度、傾聴をしていくと左の肘にひかれていきました。左肘の状態を診てみるとあきらかに外反肘になっていました。
ですので問診ではケガなどないといっていたのですが、もう一度左の肘を昔小さいときケガをしなかったか伺うと
「忘れていたが、小さい頃転んで骨が曲がってしまったことがあったとの事。」
そこで、左の尺骨の骨膜を緩め肘の硬くなっていた関節包を緩めたところMさんも驚くほど可動域が正常な状態になり
嫌な感じも消失し喜んで頂いた。今回の腰痛は、小さい頃の若木骨折!?この時に骨膜が裂け仮骨形成が始まって骨の成長が
正常な状態よりも加成長した結果、尺骨が長く成長し外販肘を作り出し肘のアライメントがずれて関節包や周囲の組織もそれに合わせて硬くなり、骨折したところの骨膜などと牽引している状態で緊張状態を作っていたので腰の痛みにつながっっていたと思います。小さい頃のケガ、忘れていた手術の後、などが原因で今のあなたの不調に繋がっているかもしれません。
腰痛だから腰を診るのではなく全体的視点から診ると意外な所が原因かもしれません。昔のケガをもう一度思い出してみては
いかがでしょうか?